1次リーグの韓国-ポルトガル戦で、韓国選手のラフプレーにはまったくファウルを取らない審判が、ポルトガル選手のラフプレーにはやたらとイエローカードを出し、結局2選手が退場処分となり、ポルトガルは敗退。決勝トーナメント1回戦ではイタリアの司令塔トッティが延長戦前半、韓国ゴール前で韓国選手に倒された。韓国選手のファウルと思いきや、審判はトッティのシミュレーション(審判を欺く行為)と判定。イエローカードが累積2枚となったトッティは退場となり、韓国は延長前半の得点で2-1と勝利。準々決勝では、延長戦でスペインの決勝点かと思われた場面でクロスを上げたホアキンのドリブルがゴールラインを割ったと副審に判定されるなど、2度のゴールが帳消しになった。
すべて韓国有利に下された判定に、FIFAのエルジク審判委員長(当時)は「懸念される審判のミスが1つ、2つあった」と誤審を認め、「審判も人間。ミスを根絶することは不可能だ」と弁明した。ブラッター会長も「明らかに得点というケースが2度あった。審判の選出や指名方法を見直す必要がある」とAFP通信に語っている。このことを各国代表もサポーターも決して忘れていない。
日本のネットユーザーからは「勝っても負けても後味が悪い」「なんでいつもいちもこうなんだろうな」といった皮肉混じりの批判が渦巻いている。