たばこ包装の警告強化を検討 表示面積を欧州並みに拡大か

 

 財務省は1日、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会を開き、たばこの警告表示規制を強化する検討を始めた。分科会の下に新設した部会で、現在は包装の30%以上となっている、喫煙が健康に与える影響を警告する表示面積を広げる案などを議論。早ければ2017年にも、警告が大きくなる可能性がある。規制先進国の欧州や豪州では警告表示面積が50%を超えているケースがほとんど。財政審では、喫煙による健康被害が医療費負担を増大させていることなども踏まえ警告を欧州並みにすることなどを議論する。