1月10日、英国のミュージシャン、デヴィッド・ボウイが亡くなった。その死因は肝がんだったと報じられている。その69歳の命を奪った肝がんは、誰もがリスクがあるがんである。このがんについて、気になった方も多いだろう。ところで、実際に、この肝がんの原因や予防策はどのようなものがあるのか、チェックしていこう。
■肝がんの原因は?
日本肝臓学会によれば、肝がんの死亡者数は2000年代前半に最多となり、現在は減少してはいるものの、年間粗死亡数は3万人超えの状況だという。肝がんの主な原因は、B型肝炎(HBV)やC型肝炎(HCV)の持続感染による慢性肝疾患であり、わが国ではC型肝炎と肝硬変から肝がんに至るケースが多いのだという。