まるで「走る高級サロン」 シニア層で豪華バスツアーが人気 乗車してみて見えた戦略 (1/5ページ)

  • 上質感が漂うクラブツーリズムの新型高級バス「碧号」=6月、東京都港区
  • 備え付けのタブレットを手に上質な旅を楽しめるクラブツーリズムの新型高級バス「碧号」=6月、東京都港区
  • 革張りの座席を採用したクラブツーリズムの新型高級バス「碧号」=6月、東京都港区
  • 新型高級バス「碧号」の各座席に設置したタブレットを紹介するクラブツーリズムの職員=6月、東京都港区
  • 背もたれを倒し快適に過ごせるクラブツーリズムの新型高級バス「碧号」=6月、東京都千代田区
  • 大きな窓と広々とした天井で開放感を高めたクラブツーリズムの新型高級バス「碧号」=6月、東京都港区
  • 足元に木製の手荷物置きを設けた新型高級バス「碧号」=6月、東京都千代田区
  • 上質感が漂うクラブツーリズムの新型高級バス「碧号」=6月、東京都港区


 通常45人乗りの観光バスの座席数を大幅に減らし、足を伸ばし優雅な気分に浸れるようにする。そんな極上のバスツアーがお金を持っているとされる60~70代を中心としたシニア層で人気を呼んでいる。この分野で攻勢を強める大手旅行会社がクラブツーリズム(東京都新宿区)だ。平成19年秋に運行を始めた最上級バス「ロイヤルクルーザー四季の華」が今夏に10周年を迎えたのを機に、1日に新型車の運行を始めた。実際に乗車し、高級バスツアー戦略を探った。

 「旅の移動時間や空間を最上の安らぎに変える」というコンセプトで設計されたのが、ロイヤルクルーザー四季の華だ。バスが単なる観光地をつなぐ移動手段としてではなく、「バスに乗ることそのものが快適空間」と実感してもらえるバスを目指したという。

 初代「風号」は19年にデビュー。その後も改良を重ねて、28年には日本を代表する建築家の隈研吾氏(62)が車内デザインを監修した「海号」を、今年4月には「空号」を導入した。新たに加わる「碧(あおい)号」は約8500万円を投じ、日野自動車「セレガ」をベースに開発。なの花交通バス(千葉県佐倉市)に運行を委託した。

 記者は進化を遂げた新型車の魅力を体感するため、6月下旬に行われた試乗会に参加した。

床下に各席専用の棚を設置、冷蔵庫も

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