京王プラザホテル(東京都新宿区)は15日、総額25億円をかけて改装を進めてきた本館高層階のクラブフロア「プレミアグラン」の営業を始める。海外のラグジュアリーホテルを手掛ける英インテリア会社にデザインを依頼し、和洋融合を前面に出した。観光需要の高まる2020年東京五輪・パラリンピックに向け、国内外の富裕層の取り込みを狙う。
プレミアグランは、キングベッドとツインベッドの計111室で、海外の一流ホテルで使われているベッドやシーツを採用した。さらに床の一部を木目調にしたり、和紙を使った照明を配置したりするなど和洋を融合した。
席数153席、総面積535平方メートルの専用ラウンジは都内最大級の広さ。日本庭園をイメージし、15種類のテーブルと22種類の椅子が配置された。コンシェルジュが常駐し、訪日客向けの日本文化体験プログラムなどを提供する。客室ごとの料金は12万円(1室33.7平方メートル)から30万円(同71平方メートル)。