【ビジネスアイコラム】
ホンダの航空機事業が来年1~3月期に見込まれている超小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の米国での販売開始に向けて本格的に動き出した。ノースカロライナ州にある米子会社ホンダエアロの工場ではジェットエンジンの量産が始まり、機体に関しても別の米子会社のホンダエアクラフトカンパニーで生産が着々と進む。
ホンダは1986年から航空機向けのジェットエンジンの本格開発を始めたというから、2015年の販売開始は足かけ30年での悲願達成ということになる。
先月中旬に取材に訪れたノースカロライナ州の工場では、米国人社員たちの間からも高揚感が感じられた。
創業者の本田宗一郎氏から引き継がれた「夢」や「情熱」を大切にするホンダと、盛り上がることが大好きなノリのいい米国人の相性は良いのかもしれない。