大阪・北新地で2月1日、伝統の「お化け」が繰り広げられた。ホステスやママがさまざまな仮装をして通りを歩いたり、店で客を出迎えたりする恒例の節分行事。厄払いを目的に始まったとされ、不景気の最近は街を少しでも明るく盛り上げようという意図も。キレイどころのコスプレ行進には酔客も目をとめたが、一方では「話題作りだけで客は来ない」と冷めた目で見つめる経営者もいる。そこからは、北新地の抱える「構造的な問題」も見えてくる。(高田清彦)
夜の北新地。お化けのパレードではクラブやラウンジのママ、ホステスら約100人が仮装して本通りなどを練り歩いた。
花魁(おいらん)風、歌劇風、歌舞伎風の衣装あり、アニメ風、メルヘン風、SMの女王様風あり…。奇抜な仮装もあったが、そこはお水のお姉さん方、セクシーに艶やかに「お化け」をこなしていた。