サイトマップ RSS

中国製部品で自爆誘導される米軍兵器 「海賊版王国」ミサイル命中精度2割ダウン (6/6ページ)

2015.12.21 12:05

中国が関連機密情報を窃取しようとした米軍の最新鋭戦闘機F‐35。今やおびただしい数の「米国製」を装う中国製ニセ電子部品が米軍兵器に内蔵されてしまっている(共同)

中国が関連機密情報を窃取しようとした米軍の最新鋭戦闘機F‐35。今やおびただしい数の「米国製」を装う中国製ニセ電子部品が米軍兵器に内蔵されてしまっている(共同)【拡大】

 中国製粗悪品が原因と観測される米軍兵器の事故は少なくない。しかし中国軍介入で、最先端技術を駆使した非中国製を装う部品が「人間の口利き」で納品される、ある種の「ハイローミックス」脅威が生起した。米国家情報長官室は《不正侵入経路を構築するバックドアが仕掛けられた》と、FBIの軍需業界向け通達は《偽造ルーターにより、中国工作員が米軍システムに侵入できるようになった》と、それぞれ警告する。

 もっとも、NSAも08年以降中国軍を最大標的に、メーカー内の協力者や工作員が出荷するコンピューターのハードやUSBの接続部分に超小型無線機を埋め込んでいた。無線機はデータを13キロ先の小型中継器に送信。逆に遠隔操作ウイルス(マルウエア)埋め込みも可能で、自爆装置を備える兵器を遠隔操作で誤作動させれば、兵器を内側から吹き飛ばせる。米中お互い様、ではある。

 自衛隊兵器に潜む「中国伝来部品」の総点検は不可欠だが、圧倒的多数を占める真正米国製部品も気になる。日米関係の変質で、米軍は戦闘力を削ぐ自衛隊兵器内の秘密装置をオン…(政治部専門委員 野口裕之/SANKEI EXPRESS

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ