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【クレモンティーヌのパリ便り】日常を取り戻したい 市民の思い (1/4ページ)

2015.12.2 07:20

今のパリ市民の思いは「何でもなかった日常を取り戻したい」。それに尽きるのではないでしょうか…=2015年10月26日、フランス・首都パリ(クレモンティーヌさん提供)

今のパリ市民の思いは「何でもなかった日常を取り戻したい」。それに尽きるのではないでしょうか…=2015年10月26日、フランス・首都パリ(クレモンティーヌさん提供)【拡大】

  • 【クレモンティーヌのパリ便り】フランス人アーティスト、クレモンティーヌさん(提供写真)

 皆さん、お元気ですか? あの日以来、パリは何かが変わってしまいました。

 つい先日、ステージMCで「イギリスの新聞によると、世界で一番住みやすい街は東京で、私の住むパリは何と100位なんですよ」という話をしたのですが、今や200位以下なのではないかと思います。一瞬たりとも心から安心することはありません。

 街に大勢の武装警官

 できるだけ普段通りの生活に戻そうと、バスやメトロに乗って出かけたりしていますが、先日ボンマルシェ(パリのデパート)に行ったところ、午後2時頃にもかかわらず、お客さんは全然いませんでした。いつも混雑している場所なので、何ともいえない違和感を覚えました。

 先日、いとことディナーに出かけたときも、街の至る所に武装した警官がいました。こんなことはかつてありませんでした。

やるせない気持ちでいっぱい

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