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原作の世界観守り 新たな物語紡ぐ 映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」 マーク・オズボーン監督インタビュー (3/5ページ)

2015.11.27 10:00

「僕個人としても一生忘れられない思い出深い映画となりました」と語るマーク・オズボーン監督=2015年11月20日、東京都港区西新橋(高橋天地撮影)

「僕個人としても一生忘れられない思い出深い映画となりました」と語るマーク・オズボーン監督=2015年11月20日、東京都港区西新橋(高橋天地撮影)【拡大】

  • 【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「リトルプリンス_星の王子さまと私」(マーク・オズボーン監督)。公開中(マンハッタンピープル提供)。(C)2015_LPPTV-LITTLE_PRINCESS-ON_ENT-ORANGE_STUDIO-M6_FILMS-LUCKY_RED

 コマ撮りで情緒演出

 ストーリーは何とか決まった。では、映像をどう見せればいいのだろうか。オズボーン監督は「ストップモーション・アニメーション」の手法を選んだ。静止している物体を1コマごとに動かして撮影していくもので、いわゆるコマ撮りだ。「他のアニメーション映画とは違った印象が与えられると考えました。何といっても、詩的で、情緒的に演出できるほか、手作り感も出すことができるのです。星の王子さまの世界を表現するにはストップモーション・アニメーションしかないでしょう」

 ただ、その選択は同時に、手間も時間もCG以上にかかる、気の遠くなるような作業の始まりも意味した。

 「CGで得られるすべての映像はコンピューターのスクリーンの中で作り上げていくものですが、ストップモーション・アニメーションの場合は違います。小道具や人形といった映像化されるもの全ては、カメラの前で物理的に存在していて、いずれも手作りでできたものなのです。私たちはそれらを組み合わせ、融合していく。制作の工程は複雑なものであり、とても芸術的な作業ともいえるものでした。その一方で、原作の持つ精神や詩的な部分にも気を配らなければならない。とても難しかったですね」。原作ファンから注がれるであろう、まだ見えない熱い視線を常にそばに感じながら、オズボーン監督は胃の痛む日々を送ったという。

映画はいわば家族全員で作った作品

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