日韓両国は22日、1965(昭和40)年に基本条約に調印し国交が正常化してから50年の節目を迎えた。安倍晋三首相(60)は22日夕、在日韓国大使館が東京都内のホテルで催した記念式典に出席し祝意を表明、冷え込んでいる両国関係改善に取り組む姿勢と決意をアピールした。一方、ソウルでは、在韓国日本大使館主催の式典が開かれ、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(63)が出席し祝辞を述べた。
次の50年へ手携えて
安倍首相は祝辞で「韓国は最も重要な隣国であり、日韓両国はお互い信頼し合いながら関係を発展させていかねばならない」と強調。「われわれは多くの戦略的利益を共有している。日韓米の協力はアジア太平洋地域にとってかけがえのないものだ」と述べ、日米韓の緊密な連携の必要性も訴えた。その上で「これまでの50年の友好と発展の歴史を振り返り、次の50年を展望し手を携えて新しい時代を築き上げていこう。朴槿恵大統領と力を合わせ、努力していきたい」と語った。