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誤差100メートル 月にピンポイント着陸 2018年度 JAXA探査機打ち上げへ (1/3ページ)

2015.4.19 06:00

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月面探査機「SLIM」の想像図(JAXA提供)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月面探査機「SLIM」の想像図(JAXA提供)【拡大】

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が日本初の月面探査機を2018年度に打ち上げる方針を固めたことが18日、分かった。政府の宇宙政策委員会が夏までに正式決定する見通しで、旧ソ連、米国、中国に続く無人月面探査機での軟着陸に挑む。目標地点に高い精度で降り立ち、将来の資源探査に役立つ技術の確立を目指す。

 デジカメの「顔認識」応用

 関係者によると、20日に開かれる宇宙政策委の小委員会と文部科学省の有識者会合で、JAXAが月面探査機「SLIM」(スリム)の計画を説明する。

 小型ロケット「イプシロン」5号機で内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)から打ち上げる。開発費は打ち上げ費用を含め100億~150億円程度の見通し。宇宙政策委の了承を経て文科省が来年度予算の概算要求に関連費用を盛り込む。

 各国の月・惑星探査機の着陸地点は、目標に対し1~数キロの誤差があった。これに対しスリムは、デジタルカメラの顔認識技術を応用してクレーターの位置を認識するなどの方法により、誤差を100メートルまで縮め、目的地に正確に降り立つ技術の獲得を目指す。

将来の火星探査に向け技術を蓄積する狙いも

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