【TVスクエア】
地球に生命をもたらした太陽や、人類の移住計画が持ち上がる火星、地球上の生命に絶滅の危機をもたらす小惑星…。私たちの存在に大きく関わる星々だが、私たちはまだ、これらの天体のことをほとんど知らない。
いまの人間の技術力では、太陽でさえ遠くから眺めるぐらいが精いっぱいで、ブラックホールにいたっては十分に観察することすら難しい。近くに寄って肉眼で見ることはできず、もちろん、内部を探索できる宇宙船など持っていない。
しかし、研究は着々と進んでいる。実際に見られなくとも、太陽は単なる火の玉ではなく、複雑に層を織り成す天体だということはわかってきた。
ブラックホールは周囲のものすべてを吸い込む破壊的な存在だと思われてきたが、実は銀河を作りだし、星々の動きをつかさどっていることも明らかになってきた。地球に密接にかかわる天体に潜む秘密を、宇宙物理学者たちは確実に解明しつつある。
その最新の成果をもとに、太陽、ブラックホール、火星、彗星(すいせい)、小惑星、銀河系といった天体の姿をドラマチックに描き出す大作シリーズが、4月3日から毎週金曜日、23時からディスカバリーチャンネルで放映される。各回60分の番組で、全6話から成る新番組だ。