青蓮院の襖絵の蓮と、カサブランカをモチーフにワンピースやシャツからブローチ、トートバッグなどの雑貨まで26種類がそろう。
一方、琳派発祥の地、京都では町中が琳派の香りであふれる。
京友禅で作るアロハシャツとカットソーのブランド「パゴン」を展開する亀田富染工場(京都市右京区)は、2015春夏シーズンのテーマを琳派を題材とした「りんぱごん」に設定。3月14日にファッションショーを開催した。
酒井抱一(ほういつ)の「流水四季草花図(りゅうすいしきそうかず)」に描かれた春夏の草花を表現したアロハシャツや、金魚をまるでにらめっこしているかのような斬新な構図でユーモアたっぷりに描いた神坂雪佳(せっか)の代表作「金魚玉図(きんぎょたまず)」をモチーフにしたメンズ七部丈シャツなどがお披露目された。さらに亀田富染工場に大正時代の創業以来伝わる約5000点の着物の図柄のうち、琳派をイメージさせる図柄を選んで作ったワンピースやシャツなど計50種類が登場した。