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身近な幸せ感じてもらえたら 熊本県が舞台のショートフィルム「ふるさとで、ずっと。」 (2/4ページ)

2015.3.12 11:50

本渡第一映劇の前には、くまモンに手を引かれた子供たちを先頭に市民らの列ができた=2015年2月15日、熊本県天草市(藤沢志穂子撮影)

本渡第一映劇の前には、くまモンに手を引かれた子供たちを先頭に市民らの列ができた=2015年2月15日、熊本県天草市(藤沢志穂子撮影)【拡大】

  • 「映画館ごっこ」への思いを本渡第一映劇で、ポスターのサンプルやトロフィーをバックに話す小山薫堂(こやま・くんどう)さん。館内にはこれまで訪れた映画人たちのサインやポスターが飾られている=2015年2月15日、熊本県天草市(藤沢志穂子撮影)
  • 本渡第一映劇で、「ふるさとで、ずっと。」の未完成版の上映後にあいさつする(左から)小山薫堂(こやま・くんどう)さん、くまモン、柿久和範さん、妻の敬子さん、三男の和駒さん、応援にかけつけた佐藤竹善さん=2015年2月15日、熊本県天草市(藤沢志穂子撮影)
  • おばあちゃんたちも、いつもおしゃべりしている溜まり場でハミング。「踊っちゃった方が歌いやすいよ」とニッコリ=2015年2月14日、熊本県天草市(藤沢志穂子撮影)
  • 天草のキリシタンの信仰を守ってきた崎津天主堂を背景に、地元の子供たちと家族がハミング、照れながら本番撮影=2015年2月14日、熊本県天草市(藤沢志穂子撮影)
  • 3月で廃校になる天草市立坂瀬川中学校では、在校生に卒業生も集まって体を揺らしながらハミング=2015年2月15日、熊本県天草市(藤沢志穂子撮影)
  • 熊本県天草市を拠点に移動式販売「楽園珈琲」を営む長崎県出身の本山秀樹さん(左)と北海道出身の美和さん夫妻もハミングに参加(提供写真)
  • 熊本県天草市中心部にある「本渡第一映劇」。普段は訪れる客もまばら=2015年2月15日(藤沢志穂子撮影)
  • 熊本県天草市にある国の重要文化財の祇園橋では、本渡第一映劇に「ふるさとで、ずっと。」のフィルムを配達する郵便配達員のシーンを撮影。1637年の島原の乱で、キリシタン軍と唐津藩が死闘を繰り広げた場所=2015年2月15日(藤沢志穂子撮影)
  • 本渡第一映劇の支配人の柿久和範さん。映写室で=2015年2月15日、熊本県天草市(藤沢志穂子撮影)
  • 天草市と熊本、福岡、大阪をつなぐ天草エアラインは、イルカの親子をかたどったプロペラ機「みぞか号」1機だけで運航している=熊本県天草市・天草空港(提供写真)
  • 熊本県天草市

 天草出身の柿久さんは県外で働いていたが、父親が倒れてUターン。「好きな映画の仕事をしたい」と映画祭を企画し、高倉健や宮沢りえなど著名俳優も招いた。「劇場で映画の楽しみを味わってほしい」と、閉鎖されていた映画館を譲り受け、1998年に再開。自ら選んだ名画や新作を上映しているが、普段の客は一日に数人かゼロという。

 「いつか満席にしたい」という柿久さんの願いを小山さんがかなえた。「試写会のロケをする」とだけ伝えていた。「これからも人生を豊かにする映画を探したい」と、上映後にあいさつする柿久さんや、そばで涙ぐむ妻の敬子さん(49)。一連の風景はそのまま撮影され、作品のラストシーンとなる。

 「ふるさとで、ずっと。」は熊本県の観光PRフィルムとして2011年に発表された「くまもとで、まってる。」の続編で約15分。制作費は約800万円で、前作に続き小山さんが企画、脚本、監督を担当した。観光PRだけではなく、何げない日常で紡がれていく人生の素晴らしさを伝える狙いがあり、その目線は限りなく優しい。小山さんは「見た後でちょっと幸せな気分になれて、幸せは身近なところにあると感じてもらえればうれしい」と話す。

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