時代超える楽曲でグラミー受賞　セイント・ヴィンセント (3/3ページ)

　親しみやすいメロディーと異質なサウンドも共存している。彼女にしかつくることができない音楽がここにある。（音楽ジャーナリスト　伊藤なつみ／ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）

　■Ｓｔ．Ｖｉｎｃｅｎｔ　本名アニー・クラーク。１９８２年、オクラホマ生まれ。ニューヨーク・ブルックリン在住。ポリフォニック・スプリーやスフィアン・スティーヴンスのツアーメンバーとして音楽活動を開始。２０１１年に発表したソロ３作目『ストレンジ・マーシー』が高く評価され、１２年に発表したデヴィッド・バーンとのアルバム『ラヴ・ディス・ジャイアント』や、そのツアーも絶賛された。４作目「セイント・ヴィンセント」でグラミー賞を初受賞した。