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【佐藤優の地球を斬る】「テロとの戦い」理解せぬ細野氏 (3/4ページ)

2015.2.9 14:30

衆院予算委員会で質問に立つ民主党の細野豪志(ごうし)政調会長(左)。右端は安倍晋三(しんぞう)首相=2015年2月4日、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

衆院予算委員会で質問に立つ民主党の細野豪志(ごうし)政調会長(左)。右端は安倍晋三(しんぞう)首相=2015年2月4日、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)【拡大】

  • イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」空爆に参加した主な中東諸国=2015年2月5日現在
  • イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の支配地=2015年2月2日現在
  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 「イスラム国」を解体するには、2つの戦いが必要になる。第1は、空爆によってテロリストを無害化することだ。しかし、テロリストは「人間の盾」を作り、無辜(むこ)の住民を巻き込むことによって、生き残りを図る。空爆、特に無人飛行機による攻撃は、テロリストに大きな打撃を与えるが、同時に無辜の住民に犠牲者を出すことがどうしても避けられなくなる。

 そこで重要になるのが、「イスラム国」の周辺地域における人道支援だ。「イスラム国」の支配下で、暴力とテロの恐怖におびえて暮らしたいと考える住民はいない。それでも約800万人といわれる住民が「イスラム国」の領域内に留まっているのは、逃げ出した場合の生命と生活の不安が大きいからだ。日本が人道支援を行い「イスラム国」支配地域の住民が脱出できる環境を整えることが、テロとの戦いにおける重要な意味を持つ。

テロとの戦いよりも政争を重視する民主党

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