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【勿忘草】食品もサブカル化 (1/2ページ)

2015.1.29 10:55

 紙パック飲料「雪印コーヒー」など中高年になじみのある定番食品の販売促進用に、アニメ風オリジナルキャラクターの開発が相次ぎ、話題を呼んでいる。アニメや漫画などサブカルチャーに親しんだ若い世代を取り込むのが狙いだという。従来は、食品のキャラクターというと、かわいらしい動物や子供が多かっただけに、初めてこの話を聞いたときには驚いた。

 雪印メグミルクは雪印コーヒーが発売50周年を迎えた2013年、愛称「雪コー」にちなんだ美少女キャラ「ゆきこたん」6人を制作した。若い男性を狙い、パックに印刷するなどキャンペーンを展開。「好きなキャラの商品は全部買った」という人も多く、昨夏のキャンペーン期間中の売り上げは前年同期比10%増と好評だった。雪コーの購買層は40~50代男性がメーン。担当した市乳事業部の下入佐達志(しもいりさ・たつゆき)さんは「若返りを図らないとロングセラーにならない」と話す。

 東洋水産のチルド麺「マルちゃん生ラーメン」も購買層が50~60代と高く、若い女性を対象にイケメンキャラ「東水家の3兄弟」を設定。人気声優を起用した音声レシピを1月末までホームページなどで紹介している。

キャラ付き商品を抵抗感なく手に取る大人

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