米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)がハッカー攻撃などを受けて、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記(31)の暗殺を謀るコメディー映画「ザ・インタビュー」の公開を中止した問題で、SPEは23日、映画を米国内の複数の劇場で限定公開することを明らかにした。シュルツ大統領副報道官は「オバマ大統領は称賛している」との声明を発表した。
AP通信によると、映画は当初予定の25日から、ジョージア州アトランタやカリフォルニア州ロサンゼルスなどの数百の独立系映画館で公開される。米CNNは約190の映画館で上映されると報じた。現時点では、全米展開する大手映画館チェーンでの上映予定はないが、今後、検討・決定する映画館が増える可能性もある。
シュルツ副報道官は「米国は表現の自由を最も重んじる国だ。ソニーと映画館の決断により、人々は映画を観賞するかどうか自分で選択でき、政府は歓迎する」と強調した。