米映像メディア大手、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE、本社・米カリフォルニア州)がサイバー攻撃を受けた問題で、社員の給与など計4万7000人分の個人情報がインターネット上に流出していたことが5日、分かった。中には映画スターに支払われた出演料の情報も含まれ、映画「スパイダーマン」シリーズ(旧3部作)に出演した米俳優、ジェームズ・フランコさん(36)の最新作への出演料が650万ドル(約7億8000万円)であることなどが漏洩(ろうえい)した。フランコさんを含め、漏れた情報はある特定映画の関係者に集中しており、当事者は否定しているものの、某国の関与を強く印象付ける結果となっている。
主役は7.8億円
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)やニューヨーク・ポスト(いずれも電子版)など米メディアが報じた。データセキュリティー会社の分析結果を引用する形で、流出したのはSPEの現社員約6000人の社会保障番号や自宅住所、給与などの個人情報を記した文書計3万3000件と報道。この中には元社員2000人の個人情報も含まれていた。