それでも、困難な旅となるのは間違いない。NECの萩野慎二プロジェクトディレクターは「初代と同じ条件の探査なら大丈夫だが、別の星に行く以上、新たな問題に遭遇するだろう」と気を引き締めた。(SANKEI EXPRESS)
■はやぶさ2 2010年に帰還した「はやぶさ」の後継機。小惑星1999JU3に3回着地し計100ミリグラム以上の物質採取を目指す。燃費に優れるイオンエンジンで航行。大きさは幅1メートル、高さ1.25メートル、奥行き1.6メートル。打ち上げを含む総費用は314億円。名称は一瞬だけ着地して物質を採取する様子が、獲物を素早く捕るハヤブサの姿に似ていることに由来する。