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カラーコンタクトレンズに注意 大和田潔 (2/2ページ)

2014.10.27 10:10

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 まつげを触るとまぶたを閉じようとする反射である睫毛(しょうもう)反射というものもあります。異物が目に入りそうになったと感じて、目をつぶろうとする反射です。脳を鎮静化させる麻酔が覚めてくると、睫毛反射が回復してきます。麻酔科の先生が、どう見ても麻酔が覚める頃なのに睫毛反射が回復しない女性に焦ったという話を産科医だった父親から聞いたことがあります。なんと彼女は、非常に巧妙に貼り付けたつけまつげだったので反射が起きなかったわけです。

 先日もクリニックで若い女性の瞳孔反射を見ようとしたところ、カラーコンタクトレンズを装着されていました。黒目は一定の大きさに作られているので、瞳孔反射を観察することができませんでした。カラーコンタクトレンズには角膜に大きな負担をかける粗悪品も交ざっているとのこと。カラーコンタクトレンズによる角膜のトラブルが急増していて、失明の危機に瀕(ひん)している人もいるという報道がなされました。

 角膜が再生する力を超えて障害を起こしてしまうと、取り返しがつかないことになります。健康の上に美は成り立つことを銘記しましょう。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS

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