≪驚異の世代 まだまだ強くなる≫
アジア大会で金4つの萩野公介もすごいが、もっとすごいのは、国内に競い合える同級生がいることだ。
瀬戸大也(20)は小学生時代からのライバル。昨年のバルセロナ世界選手権では400メートル個人メドレーで萩野を抑えて金に輝いた。仁川アジア大会では200メートルバタフライで優勝。800メートルリレーでは萩野とともに自由形で参加して金メダル。400メートル個人メドレーでも銅メダルを獲得した。それでもライバルの大活躍の前には存在がかすむ。「納得いかない。公介には1歩も2歩も遅れている」と悔しさを、むき出しにした。
この2人とともに、女子でも世界に通じるオールラウンダーがいる。渡部香生子(17)。200メートル平泳ぎと400メートルメドレーリレーで金、100メートル平、200メートル個人メドレー、400メートルリレーで銀と、5つのメダルを獲得した。