アテネ五輪とロンドン五輪で計18個の金メダルを獲得した競泳男子のスーパースター、マイケル・フェルプス(28)=米国=が、4月24日から米アリゾナ州メサで行われる大会で現役に復帰することになった。AP通信が伝えた。大会出場は2012年ロンドン五輪以来となる。
指導するバウマン・コーチは14日、50メートルと100メートルの自由形、100メートルバタフライの3種目にエントリーしたことを明らかにし、「どの程度泳げるか試すことになる。現時点で完全復帰とは言えない」と話した。
さらにバウマン・コーチは、16年のリオデジャネイロ五輪への挑戦について、「その後のことは大会後に話し合う」と話し、明言を避けた。
フェルプスは昨秋から練習を再開。米国反ドーピング機関による半年間の薬物検査プログラムを終了して大会復帰が可能となった。
「他選手には気の毒」
フェルプス復帰のニュースは、世界の競泳界に瞬く間に広がった。