シンプルにダンスが好きだったからです! まずはこの一言に尽きます。好きだから成功するとも思いました。これは今も変わらず信念としてあり続けていますが、結局好きであれば言い訳もしないし、つらくても頑張れるわけです。
仕事って、人生の半分以上の時間を使う訳じゃないですか。むしろ「仕事」=「ライフスタイル」と言ってもいい。だからそこに市場があろうがなかろうがダンスを仕事にしたんだと思います。
しかしながら会社を立ち上げた10年前は、ダンスを職業とするのにはなかなか厳しい状況でした。インストラクターの道はありましたが、スタジオの絶対数が今より少なかったし、ダンサー自体も今みたいに多くはなかったので、限られた人気ダンサーがレッスンを持っている状況でした。バックダンサーという道もありましたが、ここも閉鎖的でオーディションというよりは先輩からの人間的なつながりがほとんどで、末端のダンサーまではなかなか降りてこない仕事でした。