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いろいろな視点を最小化した脚本に 映画「さまよう刃」 イ・ジョンホ監督インタビュー (1/3ページ)

2014.9.5 15:10

「原作が2008年に韓国で発売され、何度も読みました。最初の3~4回は号泣しながら、映画化のオファーを受けた後も原作を5回読み直しました」と語るイ・ジョンホ監督(ポイントセット提供)

「原作が2008年に韓国で発売され、何度も読みました。最初の3~4回は号泣しながら、映画化のオファーを受けた後も原作を5回読み直しました」と語るイ・ジョンホ監督(ポイントセット提供)【拡大】

  • 映画「さまよう刃」(イ・ジョンホ監督)。(C)2014_CJ_E&M_CORPORATION,ALL_RIGHTS_RESERVED

 もし最愛の娘が乱暴され、挙げ句の果てに殺害されたとしても、遺族はただ悲痛な気持ちを押し殺して生きるしかないのか-。韓国のイ・ジョンホ(39)が監督と脚本を担った復讐劇「さまよう刃」は、加害者にばかり手厚く、遺族側のケアは置き去りにされがちな日本の少年法への疑問をベースとしている。原作は人気作家、東野圭吾(56)の同名ベストセラー。東野の大ファンを公言するイ監督は、原作に登場する遺族のやり場のない怒りに思いをはせ、「本の中で起きた悲劇は現在の韓国でも起きています。被害者側はもっと励まされてもいいはず。もちろん復讐は決してよくありませんが、『間違った社会システムをどうにかしたい』という原作のメッセージを映画で印象的に伝えたいと考えました」と映画化のオファーに即座に応じた。

 妻を病で失った後、中学生の一人娘、スジン(イ・スビン)と静かな日々を送っていたサンヒョン(チョン・ジェヨン)。しかしある日、スジンは少年たちに集団レイプされ、殺害されてしまう。後日、犯人の情報を記した匿名のメールが届き、サンヒョンが記されていた住所を訪ねて忍び込むと、少年が犯行時の動画を見て笑っていた。衝動的に少年を殺害したサンヒョンは、スジン殺害に関わった少年たちへの復讐に駆り立てられていく。一方、刑事のオッグァン(イ・ソンミン)は少年の殺害状況から犯人はサンヒョンとの見方を強める。

人物の言動は主観的に

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