2014.8.31 00:00
スコアボードには延々と「0」が並んだ。第59回全国高校軟式野球選手権大会で28日から続く中京(東海・岐阜)と崇徳(そうとく、西中国・広島)の準決勝は30日、兵庫県明石市の明石トーカロ球場で延長三十一回から再開され、四十五回まで計9時間18分戦っても0-0で勝負がつかなかった。31日は四十六回から始まり、大会規定で最長五十四回まで実施される。それでも決着しない場合は打ち切りとなって抽選で決勝進出を決め、三浦学苑(南関東・神奈川)との決勝がその日のうちに行われる。
28日に行われた準決勝は無得点のまま延長十五回、サスペンデッドになり、十六回から再開した29日も三十回まで0を並べ、これまで2度あった最長記録の二十五回を超えた。
両エース600球超
大会史上初めて3日目にもつれ込んだ戦いでも中京は松井大河投手、崇徳は石岡樹輝弥投手が引き続き登板。ともに1人で投げ抜き、合計の球数は松井が635、石岡が617にも及んだ。