2007年の初演で大ヒットした英ミュージカルを映画化した「サンシャイン 歌声が響く街」は、スコットランドの田舎町リースで暮らすごく平凡な家族が直面した思わぬ試練を次々と乗り越えていく力強い姿をつづった人生賛歌だ。俳優でもある英国のデクスター・フレッチャー監督(48)は大のミュージカルファンで、本作の味付けに関しては「子供から大人まで幅広く楽しめる親しみやすい作品を目指しました」と意気込みを語った。
音楽は心の声を表現
結婚25周年を迎えたばかりのロブ(ピーター・ミュラン)とジーン(ジェーン・ホロックス)のもとへ、アフガニスタンでの兵役を終えてスコットランドに無事帰還した長男のデイヴィー(ジョージ・マッケイ)と、親友のアリー(ケヴィン・ガスリー)が顔を出し、たちまちロブ一家はお祝いムード一色となった。だがそれもつかの間、大勢の友人を招いた銀婚式のパーティーの席上、ロブに24歳になる隠し子がいることが発覚し…。