先日、米最大のプロレス団体「WWE」がフランス映画のリメーク権を獲得したと発表した。映画の原題は「Les Reines Du Ring」。昨年(2013年)7月にフランス本国で上映され、なんとあの名女優、ナタリー・バイ(66)が水着を着て、100キロ近いメキシコの女子プロレスラーと激しい戦いを繰り広げたことで話題となった。WWEの説明によると、リメーク作品は「はちゃめちゃなコメディー」になるそうだが、日本では「ママはレスリング・クイーン」とのタイトルで劇場公開される“本家”の方はトーンがまったく違う。プライベートでさまざまな問題を抱えた4人の中年女性が、プロレスを通してかつての心の輝きを取り戻すまでを追ったハートフルな人間ドラマだ。
北フランスの田舎町。とある刑事事件を起こして服役していたシングルマザーのローズ(マリルー・ベリ)が刑期を終えて出所する。新しい父母のもとで人生の再スタートを強いられていた息子、ミカエルのもとへ真っ先に駆けつけるが、息子はローズを忌み嫌い、再会を拒んでしまう。