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観客自身の記憶を呼び起こしたかった 映画「思い出のマーニー」 米林宏昌監督インタビュー (1/3ページ)

2014.7.18 13:10

 スタジオジブリの最新作「思い出のマーニー」。原作は英国作家、ジョーン・G・ロビンソン(1910~88年)の児童文学で、舞台を英国から北海道に、ヒロインを日本人に置き換えた。監督は「借りぐらしのアリエッティ」の米林宏昌(よねばやし・ひろまさ、41)。宮崎駿(はやお)、高畑勲(たかはた・いさお)両監督が関わらない初のジブリ長編作品だ。

 12歳の杏奈は幼いときに両親を亡くし、養父母とともに札幌に暮らしていた。あることがきっかけで、周囲に心を閉ざすようになっていた。ぜんそくが悪化したため、夏休みを利用して養母の親戚が暮らす道内の海辺の村に行く。

 絵にすることで表現できること

 米林監督は「原作に『真珠色の空』という表現がある。本州よりも北海道のひんやりした空がぴったりかなと感じた」と話す。札幌から道南、さらに道東の釧路や根室を実際に訪れて風景を記憶し、作品の舞台を作り上げた。すべての背景美術には、美術監督の種田陽平が関わり、緻密で繊細な世界を生み出した。

入り江に面して建つ古い洋館

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