CEAの勧告について、グーグル側は「携帯電話と同様、観客には上映前に電源を切るよう求めればよいだけだ」と反論し「この製品は目の上に着用するうえ、作動すると必ず画面が点灯するため、盗撮用の機器としては非常にお粗末だ」と説明し、映画館側に理解を求めた。
「まだまだ対策甘い」
一方、英国の映画館のなかにはまだまだ対策が甘いとの声も。CEAのメンバーであるスチュアート・ホール氏は英BBC放送に「海賊版業者は常に、発見されない新たな方法を編み出す」と指摘し、「グーグルグラスで録画した動画は低質かもしれないが、それで海賊版DVDの販売は抑止できない。画質の良しあしは購入しないと分からないからだ」と説明。「すべてのウエアラブル関連機器が禁止対象になるべきだ」と訴えた。
グーグル側は「実際に使って直接体験することがベストだと考える」と主張するが、英国ではグーグルグラスの売り上げはあまり伸びないのではないかと噂されている。(SANKEI EXPRESS)