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「卑弥呼の墓」鮮明に 最古の古墳写真 宮内庁が保存 古代史上最大の謎解く資料 (1/3ページ)

2014.5.19 09:15

卑弥呼の墓説がある奈良県桜井市の箸墓(はしはか)古墳(3世紀中ごろ~後半)を1876年に撮影した写真。墳丘本来の姿が鮮明にとらえられ、日本で最古の古墳写真とされる(宮内庁所蔵)

卑弥呼の墓説がある奈良県桜井市の箸墓(はしはか)古墳(3世紀中ごろ~後半)を1876年に撮影した写真。墳丘本来の姿が鮮明にとらえられ、日本で最古の古墳写真とされる(宮内庁所蔵)【拡大】

  • 箸墓(はしはか)古墳(3世紀中ごろ~後半)=奈良県桜井市

 卑弥呼の墓説がある奈良県桜井市の箸墓(はしはか)古墳(3世紀中ごろ~後半)など、県内の天皇陵や皇族墓計44カ所を1876(明治9)年に撮影した写真と原板が宮内庁に保存されていることが5月18日、分かった。宮内庁書陵部によると、日本で最古の古墳写真という。

 箸墓古墳は明治20年代に植樹されて以降、樹木が密集しているが、撮影当時は木が少なく、墳丘本来の姿を鮮明にとらえた唯一の写真。倭国の女王卑弥呼の墓ともいわれ、古代史上最大の謎を秘めた大王墓の構造を知る第一級の資料になりそうだ。

 特異な4段構造の墳丘

 写真は計59枚あり、「大和御陵写真帖」と題するアルバムにまとめられていたが退色が進んだため、書陵部が2011年度に原板のガラス湿板をデジタル化、画像を復元した。早ければ来年にも宮内公文書館で一般に公開する。

 書陵部によると、明治政府が奈良県に依頼し官民合同の奈良博覧会社が撮影した。目的は不明。これまで一般的に知られていた最古の写真は1879(明治12)年に旧大蔵省が撮った大山古墳(仁徳天皇陵、堺市)だった。

天皇陵や皇族墓44カ所

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