このゲームは日本で昨年(2013年)4月に発売された「トモダチコレクション新生活」で、12月までに183万個が売れるヒットを記録した。欧米では「Tomodachi Life(トモダチ ライフ)」のタイトルで6月に発売される。
「Mii(ミー)」と呼ばれるアバター(分身)を作成し、架空の島で参加者のアバターと交流するゲーム。一緒に買い物をしたり遊園地で遊んだりして仲良くなり、恋愛や結婚に発展し、子供を産んで育てることもできる。ただ、恋愛や結婚ができるのは、異性のカップルだけという設定だ。
マリーニさんは発売を前に、任天堂に設定の変更を要求。「ゲームの分身には実生活が反映されているのが問題だ。分身に名前や人格、声を与えることができるのに、恋に落ちることができない」と訴えた。
これに対し、米国任天堂は公式声明で「このゲームはいかなる社会的主張も意図しておらず、ゲーム内の交流は陽気な別世界でのもので、現実を反映してはいない」と反論した。