任天堂の人気ゲームに登場する「アバター(自分の分身)」について、米国の同性愛者の男性が、バーチャルな世界でも「同性婚を認めてほしい」と交流サイト(SNS)を通じて訴えている。AP通信が8日までに伝えた。米国任天堂は「ゲームに社会的な問題は持ち込まない」とし、要望に応じない方針を示している。ただ、世界各国で同性婚が合法化され、「性的な多様性」に配慮する動きが広がるなか、ゲーム内でも多くの同性愛のキャラクターが登場しており、任天堂としても対応に苦慮しそうだ。
「現実反映せず」反論
「自分の婚約者の分身とゲームの中でも結婚したいのに、それができない。私がとれる選択肢は自分の分身か、婚約者の分身の性別を女性に変更するか、結婚という選択肢を諦めるしかない」
フェイスブックとツイッターにアップした自作映像で、こう訴えているのは、米アリゾナ州に住むタイ・マリーニさん(23)。