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【HAPPY SKATING×パラリンピアン・ライフ】(2) 母が一番の「理解者」で「応援団」 (2/5ページ)

2014.4.28 15:10

それぞれが直面した試練、支えになってくれた母のことを語り合う鈴木明子さん(手前)と佐藤真海(まみ)さん=2014年3月31日、東京都千代田区(大橋純人撮影)

それぞれが直面した試練、支えになってくれた母のことを語り合う鈴木明子さん(手前)と佐藤真海(まみ)さん=2014年3月31日、東京都千代田区(大橋純人撮影)【拡大】

 佐藤さん「私は大学2年のとき、骨肉腫で右膝下を切断したのですが、あのときは人生そのものが変わってしまいました。高校まで陸上をして、大学では応援部でチアリーダー。右足を失うことで、生活の一部だったスポーツがもうできないと思いました。正直、その姿が想像できなかったです。一人の女性として社会人としてこの先の人生をどうやって生きていけばいいんだろう。どんなことでも頑張れば努力すれば、目標に近づけると思っていたのに、そうじゃなかった…。初めての大きな挫折でした」

 鈴木さん「私のフィギュア人生もそれまでは順調でした。ジュニアのころから成績もよかったですし、はっきりいえば挫折を知らなかった。それが食べられなくなった。食べればいいだけなのに甘えている、と思われるのがすごくつらかったです」

 佐藤さん「ゴールどころか、先に光も見えない時間を耐えるというのは、本当につらかったです」

 ――振り返ってみて、それを乗り越えられたのは、なぜだと思いますか

 鈴木さん「完璧にできないのに、完璧主義者だった自分をやめて、ちょっとだけ心に『まあ、いっか』という余裕のスペースを作るようにすることができたからだと思います。それから、すごく楽になった。『まあ、いっか』は妥協だと思っていたけど、それがだめなことじゃないんだと思えるようになりました」

『神様は乗り越えられない試練は与えない』

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