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30年前に海外録音された3部作 加藤和彦の貴重なシリーズ、復刻 (1/2ページ)

2014.4.16 13:40

1980年、ベルリンを分断する壁の近くにあったハンザ・スタジオでの音楽アーティスト、加藤和彦さん(提供写真)

1980年、ベルリンを分断する壁の近くにあったハンザ・スタジオでの音楽アーティスト、加藤和彦さん(提供写真)【拡大】

  • 「バハマ・ベルリン・パリ~加藤和彦ヨーロッパ3部作」(CD3枚付、6800円+税)。発売中(提供写真)

 加藤和彦といえば、古くはザ・フォーク・クルセダーズや、イギリスツアーも行ったサディスティック・ミカ・バンドでの功績もあるが、ソロ、プロデューサーとしての活動も素晴らしかった。しかも食通で旅の達人であり、ファッショニスタでもあり、アートなどの知識も豊富な文化人として知られていて、多彩なエッセンスや美意識も音楽に反映されていた。さらにウイットにあふれた作詞家・安井かずみとの夫婦像は、本当にすてきだった。私は雑誌編集者時代にバミューダ諸島への取材でご一緒したのだが、ちょっとした会話からも学ぶことばかりだった。

 YMOも参加した

 その2人が1979年から81年にかけてバハマ・ベルリン・パリと赴き、現地の空気感を音楽に取り入れるようにして制作したのが《ヨーロッパ3部作》と呼ばれるアルバム。それらが30年の時を経て復刻された。YMO、大瀧詠一、山下達郎などがチャートを席巻していた時代に、加藤に招かれて坂本龍一、高橋幸宏、小原礼、大村憲司らがバハマへ渡り、ローリング・ストーンズやボブ・マーリーらが使用していたスタジオで『パパ・ヘミングウェイ』をレコーディング。ベルリン録音の『うたかたのオペラ』はデヴィッド・ボウイ&ブライアン・イーノが使用したスタジオで、細野晴臣や矢野顕子も参加。

曲に込められた世界観がまるで絵画のように優雅

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