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【Q&A】STAP細胞論文 撤回なら白紙 第三者の再現が鍵 (1/4ページ)

2014.3.17 11:50

STAP細胞(刺激惹起性多能性獲得細胞)の主論文の著者=2014年3月16日現在

STAP細胞(刺激惹起性多能性獲得細胞)の主論文の著者=2014年3月16日現在【拡大】

 理化学研究所は、STAP細胞の論文に重大な間違いがあったとしていったん撤回を求め、意図的な不正があったのかはさらに調査を続けると表明しました。

 Q STAP細胞論文に何があったの

 A 小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダーらのチームが1月末、マウスの血液中の細胞を弱酸性の液に漬けると、どんな細胞にもなれるSTAP細胞に変身すると英科学誌ネイチャーに発表しました。しかし、2月には論文に不自然な画像や記述があることが分かり、理研が調べていました。

 Q 調査の結果は

 A 別の実験をした博士論文と同じ画像が使われるなど、ずさんな論文だとしました。撤回する方向で調整していますが、悪意のある不正かどうかはまだ分からず、調査を続けるとしています。

 Q 論文の撤回って、どういうこと

 A データや画像で、論文の根幹に影響しないミスであれば訂正する場合がありますが、データのでっち上げや論文の結論が通用しなくなる重大な誤りの場合は論文そのものを取り消します。撤回には原則、論文に名を連ねた研究者全員の同意が必要で、科学誌側が最終判断します。今回の場合は、まだ同意していない人もいるようです。

8人が作業分担 全体像見えず

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