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「がんばれよ」と声をかけるつもりで書いた 「猫が背筋を伸ばすとき」漫画家 杉作さん (1/3ページ)

2014.2.12 19:25

漫画家、杉作(すぎさく)さん。デビュー作も猫。「諦めようと思っていたときに、猫のおかげで漫画家になれた。猫には頭が上がりません」と笑う=2014年2月4日、東京都渋谷区(塩塚夢撮影)

漫画家、杉作(すぎさく)さん。デビュー作も猫。「諦めようと思っていたときに、猫のおかげで漫画家になれた。猫には頭が上がりません」と笑う=2014年2月4日、東京都渋谷区(塩塚夢撮影)【拡大】

  • 新刊コミック「猫が背筋をのばすとき」(杉作_刊)。作品の一コマ。ほのかとノブナガ、権じい。そっと支え合いながら生きていく(提供写真)
  • 新刊コミック「猫が背筋を伸ばすとき」(杉作_刊/幻冬舎、1155円、提供写真)

 【本の話をしよう】

 ベストセラー『猫なんかよんでもこない。』などの作品で知られる漫画家、杉作さん(47)が、新刊コミック『猫が背筋を伸ばすとき』を刊行した。愛らしいタッチで描かれる、小さな女の子と野良のボス猫の物語。読む者の心に深く染み入る、新たな“傑作ネコマンガ”の誕生だ。

 1年生になる少し前の春休み。両親の離婚によって、ほのかは見知らぬ街に引っ越してきた。寂しさと不安の中、親戚の初老の居酒屋店主「権じい」、野良の大ボス猫「ノブナガ」、けなげに身を寄せ合い生きる野良猫たちに見守られながら成長していく-。

 デビュー以来、猫が登場する作品を書き続けてきたが、小さな女の子が主人公になるのは初めて。「猫と女の子という組み合わせは自分にとっても新鮮。どんなふうになるか分からないからこそ楽しそうだな、と思って書き始めました」

 『猫なんか~』では、実際に飼っていた猫をモデルにしたが、今回は野良猫。「道の真ん中にドテッと野良猫が寝ていたりすると、安心します。でも、今は野良猫が生きにくい社会になってきている。厳しい環境の中でも、それでも生きている彼らへ、『がんばれよ』と声をかけるようなつもりで書いた作品です」

彼らから気づかされる

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