また、日本に「正しい歴史認識」を持つよう要求した。中韓が日本側の歴史認識に共同で対抗する意図があるとみられる。
朴槿恵(パク・クネ)大統領は昨年(2013年)6月の訪中時、中国の習近平国家主席に記念碑設置の協力を要請。習主席側が関係部署に検討を指示していた。(ソウル 加藤達也/SANKEI EXPRESS)
中国ハルビン駅に初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した安重根(アン・ジュングン)をたたえる「安重根義士記念館」が開館し、昨年(2013年)6月の首脳会談で石碑建立を求めた韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の直訴に中国の習近平国家主席が応えた形となった。韓国政府が記念館を「反日の聖地」とし、慰安婦問題を含む歴史認識問題で対日攻勢をさらに強めるのは確実だが、中国外務省は開館を大々的に発表しておらず、中韓の温度差をうかがわせた。