サイトマップ RSS

「父の最期 真相は…」遺族、法廷へ オウム平田被告 1月16日から裁判員裁判 (2/4ページ)

2014.1.14 07:00

平田信(まこと)被告のから仮谷実さんに宛てられた手紙。「申し訳ありませんでした」などとつづられている=2014年1月10日(山田泰弘撮影)

平田信(まこと)被告のから仮谷実さんに宛てられた手紙。「申し訳ありませんでした」などとつづられている=2014年1月10日(山田泰弘撮影)【拡大】

  • 「法廷で平田信(まこと)被告と向き合い、謝罪の言葉を聞きたい」と話す仮谷実さん=2013年12月21日、東京都江東区(山田泰弘撮影)
  • 公開された逮捕後の平田信(まこと)容疑者の写真(警視庁提供)

 「オウムに狙われている。万が一のときは警察に通報しろ」。拉致される前夜、切迫した様子で清志さんからこう告げられたのが、最後の会話となった。

 1995年2月28日、脱会しようとした清志さんの妹の居場所を聞き出すために教団関係者らが清志さんを拉致、山梨県旧上九一色村(かみくいしきむら)の教団施設に監禁した。清志さんは大量の麻酔薬を投与されて死亡。遺体は焼かれ、灰は湖に捨てられた。

 平田被告出頭の報に、実さんは「生きていたんだな」とつぶやいた。一度は終結したオウム裁判が、再び動き出した瞬間だった。

 「監禁致死」への疑念

 父の死には今も謎が残る。指揮役とされた井上嘉浩死刑囚(44)や、麻酔薬を投与した中川智正死刑囚(51)の公判で認定された罪名は殺人でなく逮捕監禁致死。殺意があったとは判断されなかったが、今も「殺人ではないか」という疑念がある。3年前に届いた1通の手紙が、その疑いをより強くさせた。

父の生まれ変わり

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ