ただ、党の独自調査で舛添氏は常に上位をつけており、選対幹部は「時間切れだ。舛添氏しかいない」と漏らす。
時間切れで、追い詰められているのは民主党も同じだ。民主党都連会長の松原仁(じん)国対委員長(57)は8日、「舛添氏は支援にふさわしい。選考基準をクリアしている。これから接触したい」と舛添氏支援を公言した。
党執行部は当初、細川護煕(もりひろ)元首相やジャーナリストの鳥越俊太郎氏らに打診したが不調。このため、12年の前回都知事選で中山義活(よしかつ)前都連会長らが舛添氏に出馬を要請した経緯から、再び舛添氏支援を持ち出した格好だ。
「与党の先手を打って舛添氏を『勝手連』で応援すると表明すれば、相乗り批判をかわせる」。ある都連幹部はこう強がってみせる。(SANKEI EXPRESS)