見ると「大人 4玉 500円。6玉 700円。」とありました。「すいませ~ん、4玉で」と言って500円を出しました。「ハイよ」と店のオヤジさんがコルクでできた射的の玉をアルミのお皿へパラパラっと置いてくれたら5玉あったんです。「…まっ、いいや、1玉オマケだ!」オヤジは知らなかったんです。この男が景品を2つもゲットすることを…。僕の記憶だと3玉目と最後の5玉目が当たり。倒して、台の下まで落とさないとゲットできないルール。つまり4玉だったら1つしか景品は取れなかったんです。あれ、なかなか難しいんですよ。何でこんなに上手(うま)いんだろう! 自分を疑りました。その直後思いだしたんです。iPadで遊んでいた無料アプリのゲームでお祭りの射的のがあるんですよ。もう1年以上前に遊んでいたのですっかり忘れていましたが、そのゲームでつかんだコツが本物の射的に生きたんですね。取りたい物のやや下辺りを狙うとトーンと後ろに落ちるんですよ。どこで何が生かされるか分からないなぁ…と実感しました。そしてその直後、知り合いの家族と出会い小学生の男の子にその景品のお菓子を1つあげたんです。とても喜んでくれて何だか自分が頼れるお父さんになったみたいでその一連がとても愉快だったんです。