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駅伝の感動を秀作で予習 乾ルカ (2/5ページ)

2013.12.29 15:00

月寒(つきさむ)川という川に架かる橋。今年は雪が遅かったのですが、2013年12月23日、ついにこんな感じになりました。なんだかんだいってホワイトクリスマスになるものですね…=北海道札幌市(乾ルカさん撮影)

月寒(つきさむ)川という川に架かる橋。今年は雪が遅かったのですが、2013年12月23日、ついにこんな感じになりました。なんだかんだいってホワイトクリスマスになるものですね…=北海道札幌市(乾ルカさん撮影)【拡大】

  • と、通れない…。飼い主のちょっとした意地悪にもめげない乾家の愛犬・まるが札幌のお気に入りスポットをご案内します=北海道札幌市(乾ルカさん撮影)
  • 「風が強く吹いている」(三浦しをん著/新潮文庫、882円、提供写真)
  • 【本の話をしよう】作家、乾ルカさん=2月15日(提供写真)

 全10人、キャラ立ち

 箱根駅伝を描いた本は小説のみならずいくつもありますが、私が心のマイベストとしているのは『風が強く吹いている』(三浦しをん)です。

 有名で素晴らしい作品ですので、今さら私ごときがここで魅力を訴える必要はないのですが、大好きで語りたいので、書かせてください。

 まず当たり前ですが、ストーリーが純粋に良いのです。実績もなにもない、自分たちが実は大学の陸上部に所属していたということすら知らなかった個性豊かな10人のメイン登場人物たちが(正確には10人のうちの1人だけ知っていて、彼がみんなの尻を叩くのですが)、4月から箱根駅伝を目指す。補欠もなしで。ありえないと読者が言う必要はありません、登場人物たちがちゃんと言います。彼らの中で陸上の実力がきちんとあるのは2人だけで、残りは今一つ。最初はてんでお話にならないレベルのキャラクターも、しっかりいます。そんな彼らが時に文句を言い、時に飲んだくれ、時に激しく不満をぶつけあいながらも、はるか高みにある一つの目標「箱根駅伝を走る」を目指して進んでいくさまは、青春ものがお好きな方ならもうたまりません。

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