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わかっているのかいないのか 町田康 (4/5ページ)

2013.12.9 20:30

  • 「なんでもない所をどう表現するかに、作家の蓄積した技術が試されると思う」と話す、作家の町田康さん=7月26日、東京都港区(瀧誠四郎撮影)

 また、中盤の「詩の波 詩の岸辺」は詩の時評で、当代きっての詩人である作者がどのように詩を読むかを読むことによって、詩になじみの薄い読者も、詩のあじわい方がわかるようになっている。最後におかれた、「火の詩 風の詩」は気合と迫力を感じる。読み狂人はぼこぼこになりよったです。ぼこぼこになりよったです。(二回云フ)(元パンクロッカーの作家 町田康、写真も/SANKEI EXPRESS

 ■まちだ・こう 1962年、大阪府生まれ。81年、町田町蔵名義でパンクバンド「INU」のボーカリストとしてデビュー。96年には町田康として処女小説『くっすん大黒』(文芸春秋)で文壇デビュー。2000年に『きれぎれ』(文芸春秋)で第123回芥川賞受賞。近刊に橋本治らとのアンソロジー『12星座小説集』(講談社)。

「『福音書』解読 『復活』物語の言語学」「君のいた日々」「詩の波 詩の岸辺」

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