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中東和平交渉再開 シャトル外交の裏事情 (2/5ページ)

2013.8.6 11:05

  • イスラエル・首都エルサレム
  • 米国・首都ワシントン

 イスラエルのツィッピー・リブニ法相(55)とパレスチナ側の交渉責任者のサイーブ・アリカット氏(58)はこの日、あらゆる議題を対象にした本格的な交渉を2週間以内に始めることで合意した。リブニ氏は「交渉の目的は過去について議論することではなく、解決策を考え出し、未来に向けた決断をすることだ」と交渉進展に意欲を表明。一方のアリカット氏も「あらゆる議題がテーブルに乗り、例外なく解決されるであろうことを歓迎する」と期待感を示した。

 イスラエルとパレスチナをめぐっては、和平交渉の再開すらできないという悲観論が出ていた。パレスチナ側がイスラエルによるヨルダン川西岸地区へのユダヤ人入植活動の凍結を強く求める一方、イスラエルは活動の継続を主張するなど、双方の間に根深い対立が残っているからだ。しかしケリー氏は就任後の6カ月で6度も中東入りするシャトル外交を展開。バラク・オバマ大統領(52)も3月に中東入りし、エルサレムでの演説で双方に妥協を呼びかけるなどした。

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