2017.6.18 13:15
たとえば、「家族としての支出」が月30万円、「夫婦としての貯蓄」が8万円だとする。この場合は、2人で1カ月38万円を共通口座にいれたらいいので、夫婦半々で19万円ずつでもいいし、夫が25万円、妻が13万円でもいい。
夫(妻)ともめない共通口座の作り方
話し合って決めた金額を毎月でもいいし、まとまった貯蓄やボーナスがあるのなら、半年や1年に1回と決めて入金してもいい。
共通口座ができれば、1年間で456万円のお金が口座の中に入ってくるので、記帳するだけで家計としての支出と貯まっていくお金が”見える”。これにより、管理も楽だし、お金も貯めることができる。
さらには、共通口座に入れなかったお金は自分のこづかいとして自由に使えるし、家計にいれるお金の義務はきちんと果たしているから、「趣味にばっかりお金を使って」とパートナーに言われるストレスもなくなるのだ。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざがあるが、疑心暗鬼だったり、恐怖心をもってお金を見ると、それは「見たくないもの」「考えたくないもの」になってしまう。ただし、真正面から取り組むことで、いざやってみると「案外あっさり」解決してしまうことが多いのも共働き家計の特徴なので、貯蓄に悩むなら、「一本化」か「共通口座」に挑戦してみてはいかがだろうか。(ファイナンシャルプランナー 前野 彩)(PRESIDENT Online)