そして、わからないからこそ、「まぁ、なんとなかなるか」という楽観さで自分の不安に蓋をしたり、「共働きだから少々食費が高くても仕方がない」と理由をつけて無理やり自分を納得させるようになるのだ。
たしかに、共働き夫婦では収入もそれぞれにあるが、付き合いもそれぞれにある分、支出も膨らみやすい。そのままでは倹約意識がないと貯蓄が貯まりにくいので、共働きの家計管理術として「一本化」と「共通口座」の2つの方法をお伝えしよう。
なぜ引き落とし口座の一本化を嫌がるか
「一本化」とは、その名前の通り、自動引き落としのものを1人に集中させる方法だ。
たとえば、夫の収入がメインとすると、自動引き落としの項目はすべて夫の給料受取口座から差し引かれるようにする。それにより、「夫の給与振込口座-家族の支出」という一本化ができるため、記帳や残高照会をするだけで、一つでお金の出入りが確認できる。