同社は個人事業主などのフリーランスや兼業ライターを集め、WEBメディアを中心とした仕事の仲介や監修、スキルアップ支援などを行っている。やり取りは全てオンライン上で行えるので、場所や距離の問題はなく、所属ライターや編集者は北海道や欧州にもいる。
ITを活用した働き方は、在宅での仕事を可能にし、主婦の就業機会を広げている。こうした中、WEBエンジニアやWEBデザイナーを育成する民間の講座も盛況だ。
IT人材養成学校を運営するデジタルハリウッド(東京都千代田区)が開講する「主婦ママクラス」は人材派遣会社と提携。人手不足のIT業界へ就業をサポートしている。
一方、高いスキルを持つ離職女性へのニーズも高まっている。人材派遣会社テンプスタッフは今夏、英語や経理などの専門性を持つ女性を対象に、週4日や1日6時間などフルタイム以外の仕事を紹介するビジネスを始めた。
総合職から離・転職した女性を想定し、時給も1700~2000円と高めだ。担当者は「企業側は『即戦力人材なら、短時間勤務でも高給でも欲しい』という状況」と語り、専門性の高い職種を中心に人手不足感が強いことを指摘する。