なんと前近代的な考えと思われるかもしれませんが、実際、そう悩む親は少なくないのです。『プレジデントFamily秋号』(発売中)の第1特集「発見! 伸びる子の共通点 東大生174人の小学時代」では、東大生にアンケート調査を実施し、回答者を直接取材してきました。そのなかで女の子からよく聞いたのは、志望校を伝えた時、母親から「なにも東大まで目指さなくていいのでは……」と冷や水を浴びせられた、という話でした。
母親たちは途中まで、勉強することを応援してきたはずです。しかし、日本で一番の大学を目指すとなると急に「そこまではいい」と言ってしまう。娘にしてみれば、これまで「勉強、勉強」とアクセルを踏まれ、背中を押され続けてきたのに、急にブレーキをかけられて困惑してしまう。彼女たちは当時の親を「イヤだった」「反発を覚えた」と話していました。
娘を「勉強ができてモテる女子」に育てた母親の裏技
しかし、母の心配もうなずけます。
未婚率を見ると、男性は年収が高いほどその率が下がりますが、女性は逆で、年収が高いほど未婚率は上がります(参考記事 http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=2945&page=1)。