高報酬を得ているであろう人気芸能人であっても、自己破産のニュースが流れたり、実は多額の借金を背負っていたりと世間を騒がせることは少なくありません。
記憶の新しいところでは球界のスター的存在であった元プロ野球選手の清原和博氏は、現役時代に50億円以上も稼いできたといわれているにもかかわらず、薬物使用が発覚し、自宅はおろか、財産はほとんど残っていないといいます。どこまで真実か分かりませんが、その多くはおそらく手元に残っていないのでしょう。
低収入でも高収入でも浪費する人の「共通点」
なぜ、このようなことが繰り返されるのでしょうか?
いやいや、億単位を稼ぐ人を例に挙げて一般の家計を論じるのは、あまり意味がないと思われるかもしれません。清原氏のようなケースはあまりに特殊な例でしょうか。
私はそうは思いません。そもそも人間は欲張りな動物です。もっともっとと欲しがる生き物です。この本質は何ら変わらないはず。だとしたら、「桁」は違えどやはりその”根っこ”にあるものは違わない気がするのです。
想像してみてください。仮にご自身が清原氏の立場だったらいかがでしょうか。
プロ野球選手でなくて構いません。何かの業界のトップスターで、カリスマで、世間からちやほやされて、周りから「スゴイ」と言われ続け、毎年何億円ものお金がもらえる立場だとしたら。